30代女性のなかには、夜寝る前のリラックスタイムや、暇ですることがないときにふとオナニーがしたくなるという女性もいるのではないでしょうか。オナニーをすると心も身体もスッキリして、ストレスを解消できるような気がしますよね。30代になってからオナニーをよくするようになったという女性も多いといわれています。
しかしオナニーをする頻度が高くなると、「私ってオナニーしすぎ?」と不安になってしまうこともあるでしょう。だからといって周りの友人に「週に何回くらいオナニーしてるの?」なんて聞けないし…。
恋愛コラムニスト
齋藤緑子
関西在住ライター。マッチングアプリを利用して30人以上の男性と出会い、男女関係にまつわる様々な取材を敢行中。恋愛や不倫、セックスなど、誰にも言えない悩みを抱えた女性の心に寄り添います。
関西在住ライター。マッチングアプリを利用して30人以上の男性と出会い、男女関係にまつわる様々な取材を敢行中。恋愛や不倫...
30代は一番オナニーの頻度が高い年代
女性は年代によってホルモンバランスが変わりますし、オナニーやセックスに対する関心も違います。実は30代女性って、他の年代に比べてもオナニーをする頻度が高くなる年代であるといわれているんです。
そこで、年代によってどのようにオナニー頻度が変わるのかを調べてみました。
年代によってオナニー頻度は違う
10代~20代前半の女性はまだ身体が成熟していないことや、性に対する関心は高いもののまだ性欲のピークは迎えていないことから、セックスの経験はあってもオナニーの頻度はさほど高くありません。
20代後半~30代になると身体が成熟し、セックスで性的な快感やオーガズムも経験して自分の気持ちいい場所を把握することができるようになることから、さらなる快感を得るためにオナニーの頻度が上がるといわれています。
さらに30代~40代はホルモンバランスの影響で性欲のピークを迎える頃であり、自分の性に向き合うことのできるこの年代がもっともオナニーの頻度が高くなる時期であるといえるでしょう。
しかし50代~60代を迎えると閉経によってホルモンバランスが大きく変化します。性欲が減るにつれて性に対する興味よりも他の楽しみに目を向けるようになり、オナニーの頻度が半減します。
このように30代女性は身体の成熟と性欲のピークがぴったり重なる年代であるがゆえに、オナニーの頻度が高くなるということがわかります。
30代女性はどれくらいの頻度でオナニーしてる?
日常的にオナニーをしている30代女性は、いったいどのくらいの頻度でオナニーをしているのでしょうか?
女性のオナニー頻度について調査したアンケートでは、女性のオナニー頻度の平均は1週間に1回であるという結果が出ています。同じアンケートの結果から、具体的な回数によって分けるとこのような内訳になります。
週に3~5回:21%
毎日 :6%
この結果から、約7割の女性が週に1回はオナニーをしているということや、さらに週に5~7回というかなり高い頻度でオナニーをする女性も少なからず存在するということがわかりますね。
なぜ30代女性はオナニーの頻度が高いの?
前に30代女性はオナニーの頻度がもっとも高くなる年代であるといいましたが、その理由についてさらに詳しくご説明しましょう。
性欲が高まっている年代であるから
30代女性はホルモンバランスの変化によって性欲がピークを迎え、もっともセックスやオナニーに対して欲求をおぼえる年代です。
ある程度の経験を積んでいることや、身体が成熟を迎えたことから性的な快感も覚えやすく、高まった性欲と快感への欲求を満たすため、パートナーとのセックス以外にもオナニーで自分を満足させたいと思うことが増えていきます。
オナニーでストレス解消している
オナニーをするとスッキリすると感じるのは、性欲が解消されるためだけではありません。
オナニーをすると脳から、心と身体をリラックスさせたりストレスを解消させたりする働きをするホルモンが分泌されます。30代女性は仕事でもある程度キャリアを積んでいる年代ですし、交友関係が広くなることもあるでしょう。
年齢を重ねるごとに仕事や人間関係で抱えるストレスが大きくなり、それを解消するためにオナニーをするという女性も少なくなありません。
美容や健康に良い効果を求めている
オナニーには女性に嬉しい、美容や健康に良い影響があるといわれています。オナニーをすると脳内で女性ホルモンの分泌が促され、肌にツヤやハリを与えたり、女性らしいボディラインになったりするという効果があります。
またオナニーをしたあとは身体が運動をしたあとのようにほどよく疲れているため、寝る前にオナニーをするとぐっすり眠れるという効果もあります。さらに膣の収縮を繰り返すことでインナーマッスルが鍛えられ、ヒップアップ、尿漏れ防止などの効果が得られることも。
美容や健康に気を遣う30代女性であるからこそ、日常的にオナニーをしてその効果を求めるのは何もおかしいことではありませんよね。
パートナーとのセックスでイキやすくなるため
オナニーで自分の身体の気持ちいいと感じるところ、いわゆる性感帯を開発して自分でイクことを覚えると、感度が上がってパートナーとのセックスでもイキやすい身体になるといわれています。
今までセックスでイッたことがない女性でも、オナニーをするようになってからイケるようになったという例もあります。パートナーとのセックスでより深い快感を得るためにもオナニーは重要な役割を果たしているんですね。
30代女性は20代女性に比べてワンナイトなどの遊びのセックスをするよりも、ひとりのパートナーとじっくりと相性を高めていく傾向があります。パートナーとのマンネリ化を防ぐためにもオナニーで自分の感度を上げたいと思う女性が多いのも不思議ではありません。
膣周辺の筋肉を鍛える膣トレをすると感度が上がるとよく言われていますが、日常的なオナニーが膣トレに繋がり、感度が上がってパートナーとのセックスが以前よりもっと気持ち良くなったという女性も。
やりすぎはだめ?オナニーの適切な頻度はあるの?
30代女性のオナニー頻度が高い理由がわかったところで、気になるのは「オナニーのしすぎは良くない?」「どれくらいが適切な頻度なの?」ということではないでしょうか。
実は女性のオナニーに、適切な頻度というのは決まっていません。平均が週に1回だからといって、それ以上してはいけないということはないのです。
ホルモンバランスの変化でムラムラしたり、ストレスを解消したいと思ったりするタイミングでオナニーをして、自分の心と身体を満たすのは自然な行為です。
無理に我慢をすると余計にストレスがたまることがありますので、自分のオナニー頻度が高いのでは、と後ろめたく感じて我慢をするのはやめましょう。
オナニーの頻度が高い女性が気を付けておきたいこと
オナニーを我慢するのは心にも身体にも良くありません。しかしオナニー頻度が高い場合、気を付けなければならないこともいくつかあります。
性器を傷つけてしまう可能性がある
オナニーをするときは自分の手やアダルトグッズを使用すると思いますが、あまりオナニーの頻度が高いと摩擦や刺激によって性器を傷つけてしまう可能性があります。
ネイルアートをしていて爪が長かったり、装飾がついていたりする女性は特に何かのはずみで性器を傷つけてしまいがちなので、できるだけ爪が当たらないように優しく触れるか、アダルトグッズをグッズを使用して性器に直接触れないようにしましょう。
激しく性器を擦ったり、膣内に指やグッズを挿入して激しく動かしたりするようなオナニーも性器が傷つく原因になります。触れる時はあくまで優しくゆっくりと行い、ローションを使用するなどして極力摩擦を減らすようにしましょう。
生理中は雑菌が入りやすい
生理中は膣内の抵抗力が下がっていて、とてもデリケートな状態。オナニーの際に不潔な指やグッズを挿入すると、雑菌が入りこんで膣炎などの感染症の原因になります。
できるだけ生理中のオナニーは避けた方が良いといえますが、生理の憂鬱さがストレスになり、オナニーでストレスを解消したくなったり、ホルモンバランスの関係で生理の終わりごろにムラムラと性欲が湧き上がったりすることもあるかもしれませんね。
そんなときは必ず手や指をキレイに洗ってから触れるようにしましょう。アダルトグッズを使用する場合はグッズにコンドームを被せておくと清潔ですし、経血が付着しても後片付けが簡単に済みます。
オナニーに依存してしまうことがある
オナニーを頻繁に行っていると、快感を得ることが目的とするのではなく、ただオナニーをするということが習慣となり、いつのまにか依存してしまうことがあります。
依存をしてしまうと、オナニーをしないとなんだかイライラする、そわそわして落ち着かないという不安定な状態に。このままでは依存してしまいそうだと思ったら、少し我慢して頻度を減らすように努力しましょう。
また性器を強く圧迫したり擦ったりする特殊なオナニーを頻繁に繰り返していると、そのオナニーでしか感じなくなってしまい、セックスで感じなくなってしまうこともあります。
監修者「齋藤緑子」のまとめ
オナニーに適切な頻度は決まっていません。「週に〇回オナニーしてる…」と頻度を気にするよりも、ムラムラしたり、スッキリしたくなったりしたらオナニーをするという風に、自分の心と身体の状態に向き合い、自分のしたいタイミングでオナニーをする方が健康的ですし、思いきり気持ちの良いオナニーができるはずです