30代にもなると、仕事に打ち込んである程度キャリアを積んでいたり、社内でもそれなりの地位にいたりするのではないでしょうか。そんな30代女性が何かのきっかけで職場の上司と関係を持ってしまい、その後どうすればいいのか悩んでしまう、というのは実は珍しいことではありません。30代女性の場合、相手の上司が既婚者であるというパターンも多く、いけないことをしてしまったと自分を責めてしまうこともあるかもしれませんね。
恋愛コラムニスト
齋藤緑子
関西在住ライター。マッチングアプリを利用して30人以上の男性と出会い、男女関係にまつわる様々な取材を敢行中。恋愛や不倫、セックスなど、誰にも言えない悩みを抱えた女性の心に寄り添います。
関西在住ライター。マッチングアプリを利用して30人以上の男性と出会い、男女関係にまつわる様々な取材を敢行中。恋愛や不倫...
職場の男性と関係を持ったことのある30代女性はかなり多い
20代~30代女性およそ1000人を対象としたとあるアンケートにおいて「職場の男性と身体の関係を持ったことがあるか」という調査を行ったところ、およそ8割の女性が「ある」と答えたという結果が出ています。
大抵の人は1日の約3分の1以上の時間を職場で過ごしていますよね。それほど長い時間を毎日共に過ごしていくとなると、何かのきっかけで親しくなったり、身体の関係を持ってしまうことも珍しくはないのかもしれませんね。
また、「ある」と答えた女性の中でも「付き合っていないのに身体の関係を持った」という回答が全体の5割弱、「付き合って身体の関係を持った」というのが次いで多い4割という結果に。付き合っていないのに身体の関係を持ってしまったという女性の多さは驚くべきものです。
付き合っていないのに関係を持ってしまうと、その後職場での雰囲気が気まずくなってしまうことが多いです。しかし付き合って身体の関係を持ったというのも、ただの社内恋愛ではなく社内不倫という可能性もあります。どちらにしろ職場の男性と関係を持つということは軽く考えるべきことではないでしょう。
30代女性が職場の上司と関係を持ったきっかけ
30代女性が職場の上司と身体の関係を持ってしまうのには、一体どのようなきっかけが多いのでしょうか。上司と関係を持ってしまったという女性が挙げたきっかけの中で、特に多かったものをご紹介します。
よく一緒に出張や残業をしていた
上司と仕事上でペアを組んでいると、どうしても一緒に行動することが多くなりますよね。出張に同行すれば移動時間中に会話もしますし、共に食事をする機会もあります。
上司と同じプロジェクトにかかわっていれば一緒に残業をすることもあるでしょう。2人で遅くまで会社に残っていて、帰りに軽く一杯、ということにもなりやすいものです。会社以外の場所でも一緒に過ごす時間が増えると自然と距離が縮まり、身体の関係を持つまでに至ってしまうことも。
仕事のフォローをしてもらった
仕事上で上司にミスをフォローしてもらったり、落ち込んでいるところを励ましてもらったりすることもあるでしょう。自分に目をかけてかわいがってくれ、責任のある立場をうまくこなしている上司を尊敬して憧れの気持ちを持つこともあるかもしれませんね。そんな憧れの気持ちが相手に伝わり、2人の関係が上司と部下の一線を越えてしまうこともあります。
悩みの相談に乗ってもらった
上司とある程度親しい関係にあると、仕事だけではなく、恋愛や結婚についてなどプライベートの相談にも乗ってもらうこともあるのではないでしょうか。心を許していないと自分のプライベートな相談などできませんよね。尊敬し、信頼している上司であるからこそできることです。
しかしこの相談に乗ってもらうというのは男女の距離を急に縮める行為でもあるんです。自分の気持ちをわかってくれて、何でも話を聞いてくれる上司につい心も身体も許してしまい、相談に乗って貰いながら気づいたら上にも乗られていた、ということにも。
お酒を飲んだ勢い
歓送迎会以外にも、懇親会や打ち上げなど、定期的に飲み会が開催される職場も多いのではないでしょうか。最近は参加が強制されることがないとはいえ、職場の仲間とのコミュニケーションのひとつとして、参加することもあるはず。
お酒を飲むと誰しもがリラックスして解放的な気分になり、自然とボディタッチが増えたりして急に距離が縮まることも。飲み会で話が盛り上がった上司と「このあと一軒だけどう?」などと解散後に2人で飲むよう誘われて、つい深酒をしてしまい、お酒の勢いで関係を持ってしまったという人もいます。
上司と関係を持ちやすい30代女性とは
上司と関係を持ちやすい女性には、特徴がいくつかあります。自分がその特徴に当てはまるところがあるかどうかを考えてみましょう。
悩みをひとりで抱え込みやすい
仕事上やプライベートの悩みを誰かに打ち明けることができず、ついひとりで抱え込んでしまう女性がいますよね。そういうタイプの女性は自分の話をうまく聞き出してくれて、相談に乗ってくれる大人の男性にふらっと心を動かされてしまいがち。
この人は自分のことをわかってくれている、と思うとつい必要以上に心を許してしまうのです。そんな一時の気の迷いで上司と関係を持ってしまい、またひとりで抱え込んで苦しんでしまいます。
押しに弱い
「誰かに頼まれたらイヤだと言えない」「断るのが苦手で押しに弱い」そんな女性は上の立場の男性から関係を迫られたとき、つい言いなりになって関係を結んでしまうことがあります。こんなことをしてはいけないと思いながらも、相手にそれを伝えることができません。
常に受け身で自分の意見をはっきり言えなかったり、誰かに仕事を押し付けられても断れなかったりする様子を上司が見ていて、仕事上で助けてもらったのをきっかけに関係を持ってしまうことも。
依存しやすい
仕事上でも上司のことを信頼しきっていて「この人がいないと仕事ができない」というぐらいに依存しやすい女性も、上司と関係を持ってしまいがち。この人がいないとだめなんだ、と思い込んでしまうので、べったりと距離を縮めてしまいます。この近い距離が男性に期待をさせてしまうのです。
また、依存体質の女性は甘えん坊であったり、頼りなくてかわいらしく見えたりすることから、「俺がなんとかしてあげないと」と思うタイプの男性を引き寄せやすいものです。上司という責任のある立場の男性が、仕事上でもプライベートでもかわいがりたくなってしまいます。
年上好き、またはファザコン
とにかく年上の男性が恋愛対象で、年上の人に甘えたり頼ったりするのが好き、という女性もいますね。ちょっとファザコンで、父親と同じくらいの年代の男性に守ってもらいたいと思う女性も多いでしょう。そんな甘えたい、頼りたい気持ちがしぐさや話し方から自然と男性に伝わってしまうことがあります。
そんな年上好きの女性が常日頃から自分の上司のことを頼れる男性だと感じていると、何かのきっかけでつい甘えた態度をとってしまい、そのまま関係を持つに至ってしまうことも。
上司と関係を持った後、どうなる?
上司と関係を持ってしまったら、その後はどうなってしまうのでしょうか。上司と関係を持ったことのある30代女性がその後どうなったかを調査してみました。
何もなかったかのように、いつも通り
一番多かったのが、「関係を持ったあとも何もなかったように接した」という意見です。やはり同じ職場で一緒に仕事をしている訳ですから、急に態度を変えて関係を持ったことを他の誰かに知られたらマズイですよね。お互いに恋愛感情がなく、付き合ってもいない状態で勢いで関係を持ってしまったなら、なおさら何もなかったように振る舞うことが多いでしょう。
なんとなく気まずくなってしまった
上司と関係を持ったことがきっかけでお互いのことを意識してぎこちない態度になってしまったり、気持ちがないことを伝えるために妙に冷たい態度をとってしまったりして、なんとなく気まずくなってしまったという場合もあります。仕事を円滑に進められなくなってしまい、上司と関係を持ったことを後悔してしまったという女性もいます。
社内不倫の関係になった
既婚者である上司と一度関係を持ってから、何度も関係を迫られるようになってしまい、そのまま社内不倫の関係を続けているという女性もいます。尊敬している上司なので断れないまま応じてしまい、いつのまにか自分が本気で好きになってしまうことも。社内不倫にはリスクがつきものですから、バレるかバレないかのスリルがあってやめられなくなってしまったという意見もあります。
お互いに独身だったので、交際に発展した
お互い独身で一度関係を持ってから好意を抱くようになり、そのまま社内恋愛に発展した、というパターンもあります。身体の関係から入ったとはいえ、交際に発展するのは悪いことではありません。しかし社内恋愛、特に立場のある人との恋愛関係は周りに気を遣わせることもあるのであまり他の同僚に関係を知られないように付き合っているという意見もあります。
30代女性が上司と関係を持ってしまったら、その後どうすればいい?
30代女性が恋愛感情のない上司と関係を持ってしまい、その後も交際をするつもりがない場合はどのように対処をするのがベストなのでしょうか。
何事もなかったようにふるまう
上司と関係を持ったせいで気まずくなるのを避けるため、上司には何もなかったように、いつもと同じような態度で接しましょう。お酒の勢いで関係を持ってしまった時などは特に、何もかも忘れてしまったようにすっとぼけておくのが良いでしょう。
何事もなかったかのようにしていることで、相手が自分を意識してベタベタしたり、逆に冷たくなったりと態度が変わってしまうことを避けられます。
職場の人には相談しない
上司と関係を持ったとき、絶対にやってはいけないのが周りの同僚に相談することです。人の口に戸は立てられぬとよく言われるように、どんなに口止めをしても秘密が漏れてしまうことがあります。
飲み会の場で口が滑ってしまったり、「絶対言わないでね」と他の誰かに話されてしまったり、面白半分にネタにされてしまったりして、噂はすぐに広まってしまいます。噂になると上司との関係が気まずくなってしまうのはもちろん、相手が既婚者の場合はどちらかが異動になってしまうことも。
相手が既婚者であれば、2回目は断る
勢いで一度は関係を持ってしまったけれど、このまま関係を続けたくない場合や相手が既婚者である場合は、2回目に誘われてもきっぱりと断る心の強さを持ちましょう。それで上司に冷たくされるようであれば、会社のセクハラなどを扱う部署に相談してみるのも良いでしょう。
特に上司が既婚者である場合、関係を続けていてそれが何かのきっかけで発覚してしまった場合、部署の異動を命じられたり、相手の配偶者から訴えられて慰謝料を請求されたりすることになります。自分の身を守るためにも、相手に関係の継続を期待させることのないようきっぱりと断るべきでしょう。
職場以外では会わないようにする
会社の上司と職場以外の場所で会ってしまうことが、関係を持つきっかけになりやすいものです。食事やお酒に誘われても、会社以外の場所では会わないようにしましょう。出張も2人だけで行くことは避けるようにし、どうしても職場以外で会わなければならない場合は第三者についてきてもらうのが良いでしょう。
恋人を作る
職場以外で出会いを探し、恋人を作るのもひとつの対処法です。職場でもその恋人の存在をアピールし、大切な人がいるのでもう関係は持てないということを上司にそれとなく感じさせましょう。悩み相談などはもってのほかです。幸せで、充実しているという姿を見せれば、上司もかわいい部下の幸せを邪魔しようとはしないはずです。
お酒の場では距離をとる
お酒の勢いで関係を持ってしまった場合、その後はできればお酒の場には行かないことをおすすめします。しかし、どうしても参加しなければならないこともありますよね。いつも参加していたのに急に参加しないようになるのも不自然です。
しかし飲み会などのお酒の場で上司の近くにいると、また同じことを繰り返してしまう可能性があります。お酒の場ではさりげなく上司と自分との間に誰かを挟むようにし、その後2人きりの二次会に誘われることがあっても断りましょう。
監修者「齋藤緑子」のまとめ