年齢を重ねるごとに様々な経験も重ねてきて、近頃自分の性的嗜好、つまり性癖が変なのではないか、こんなことを好むのはもしかしたら異常なんじゃないかと思い悩む女性もいるのではないでしょうか?
恋愛コラムニスト
齋藤緑子
関西在住ライター。マッチングアプリを利用して30人以上の男性と出会い、男女関係にまつわる様々な取材を敢行中。恋愛や不倫、セックスなど、誰にも言えない悩みを抱えた女性の心に寄り添います。
関西在住ライター。マッチングアプリを利用して30人以上の男性と出会い、男女関係にまつわる様々な取材を敢行中。恋愛や不倫...
Contents
そもそも性癖って?
性癖という言葉は本来、人間の心理や行動上の癖や偏りなどを表す言葉。しかし、最近では人の性的嗜好を表す言葉としても使われるようになりました。
性癖といっても種類は様々で、普通のセックスが好きというようなノーマルなものから、人には言えないアブノーマルなものまで含まれます。「フェチ」などの言葉もほぼ同義で使われたりしますね。
つまり、多かれ少なかれ、全員何かしらの性癖自体は持っているといっても過言ではないのです。
性癖が変な女性は意外と多い!
インターネットの発達により、今まで男性の観るものであると思われていたエロ動画やエロ漫画など、性に関する様々なものを女性でもスマホを使って手軽に観ることができるようになりました。また、そのエロ動画やエロ漫画の種類も年々増えてゆき、多種多様な性癖に応えられるようになってきていることも確かです。
そんな中で、自分が特定のジャンルのものに興奮を覚えると気づく、または新たな性癖に目覚める女性は決して少なくありません。
また、幼いころの生育環境や体験から、特殊な性癖に目覚めることもあります。大人になってから自分が変な性癖を持っていると気づくことも。
何に興奮を覚えるかは人それぞれ。人の数ほど性癖はあると言っても過言ではありません。ただそれを口に出さないだけで、変わっ性癖を持つ女性は意外と多いものです。
女性に多い性癖の種類
ではここから性癖をいくつか、段階に分けてご紹介しましょう。
ラブホ好き
ラブホでは解放的にセックスできる、というもの。自分の部屋や相手の部屋では、ご近所さんが気になってあまり声も出せなかったり、ベッドが狭くて積極的なエッチもできないけれど、ラブホであれば好きなだけ声も出せるし、ベッドも広くてふかふかで、その気になればおもちゃも買えます。
いつものエッチより解放的なエッチができるからラブホが好き、という女性は多いのではないでしょうか。
コスプレ好き
ナースやメイド、体操服など、世の中には手軽に買えるコスプレグッズが沢山ありますね。エッチの時に自分の好きなコスプレ衣装を身に着け、自分以外の誰かになりきって〇〇ごっこをするのが好き、という性癖もあります。
ハマりすぎると〇〇ごっこをかなり本気で演じるようになり、台本まで用意することも。
SMが好き
一言でSMと言っても、女性がSの場合も、Mの場合もあります。縛りたい、縛られたい、首絞めプレイや犬プレイなど、種類は様々。ハードなものになるとロウソクを垂らしたり、鞭打ちや剃毛、浣腸なども。最近はSMプレイ専用の部屋のあるラブホテルもあります。
SMは痛そうだし、怖いと思われがちなのでなかなか言い出しづらいですね。
SM初心者の方がはじめるなら、まずはおもちゃなどを使うのがおすすめ!
女性用のアダルトグッズのサイトでチェックしてみましょう。
青姦が好き
外でエッチをして風を感じる解放感や、どこかで誰かが見ているかもしれないというスリルで青姦にハマる人もいます。最初はカーセックスに始まり、マンションのベランダなどの半野外、果ては公園のベンチなどの完全な野外まで。
ただ屋外でのエッチは下手をすると通報される危険がありますので要注意です。
露出狂
裸にコートを着た男性がすれちがいざまにいきなり陰部を見せつける、だけが露出狂ではありません。女性の場合露出度の高い服を着て男性からいやらしい目で見られるのを好んだり、下着を付けずにスカートを履いて外出して、どこかに座った時などにチラッと中を見られるかもしれないというスリルを味わったり。
誰かとエッチをしたいというより、自分が誰かに見られているということに興奮するタイプです。
スワッピング
スワッピングとは、複数のカップルがパートナーを交換してエッチを楽しむというもの。自分のパートナーが他の女性に寝取られている所を見て興奮したり、自分が他の男性と交わっているところをパートナーに見せつけて興奮したり。俗にいうNTRを楽しむものですね。
スワッピングを楽しみたい場合はパートナーにも協力を仰ぐ必要があるので、難易度は高いかも。
3Pや4Pなど複数プレイ
これは女一人に複数の男性が群がるという複数プレイに興奮するものです。唇や胸、アソコなどの性感帯を何人もの男性に一度に攻められて、全ての穴を塞がれるといった過激なプレイで快感を覚えます。
とにかく責められたい、気持ちよくなりたいという気持ちと、無理やりに全部を奪われているという被虐的な欲望が渦巻く、Mっ気のある女性に多い性癖です。
痴漢されたい
ぱっと見て明らかにわかるノーブラ・ノーパンで満員電車に乗り込んで、わざと痴漢の標的になることで興奮します。誰か知らない人に敏感なところを触られたり、いやらしい目で見られることが快感。
こんな格好をしてたら痴漢されちゃう…!というイケナイことをしている感だけで、実際に痴漢されなくても楽しめる女性もいます。
おじいちゃんが好き
付き合う人がみんなちょっと年上、という範囲の話ではありません。親子以上に歳の離れたものすごく年上の人、つまりは老人に性的欲求を感じるタイプです。
最近では枯れ専、という言葉もありますが、その言葉の通り性的な機能が枯れていても構いません。老人特有のニオイや肌の質感に安心感を覚えたり、興奮したりします。
スカトロ
相手が排泄するところを見て興奮したり、排泄物を食べたり飲んだり、浴びたり身体に塗りたくったりして快感を覚えます。排泄物を弄ぶという不潔な行為をすることでイケナイことをしている気持ちになったり、糞尿を浴びて相手に服従していることを表現したり。
また、むりやりに失禁、脱糞させることで相手に羞恥心を感じさせ、支配しているような気持ちになるという性癖も。
かなりマニアックな嗜好ですが、ハマるとなかなか普通のプレイでは満足できなくなります。
パートナーに性癖カミングアウトできる?
ではなぜ女性はパートナーに性癖を言えないのかを考えてみましょう。
変わった性癖を持っていると自覚している女性の7割が、他人にはもちろんですが特に恋人や配偶者にはその性癖を打ち明けられずにいるそうです。
パートナーに性癖を打ち明けられないと、解消されない欲求がどんどん蓄積されてしまい、性癖の特殊さが増してしまうことも。それゆえにその性癖を思いきり解放するためだけの相手を探す女性もいます。
自分だけで解消できる欲求ならばまだ良いですが、相手がいないと解消されない性癖の場合はなるべくパートナーには打ち明けたいものですね。
理由1;ドン引きされたくないので言えない
性癖が変であると自覚している場合、パートナーに打ち明けてドン引きされるのが怖いという理由が一番多いでしょう。
大抵の男性は、女性というのは清純なもので、真っ白な彼女をオレ色に染めてやりたいなんていう欲望を持っているものです。その彼女にすでに性癖という色がついている場合、ドン引きとまではいかなくとも抵抗を覚える男性が多いのではないでしょうか?
また、パートナーがドノーマル男性の場合、自分の性癖が別れの原因にならないとも限りません。大好きな人と別れるくらいなら、性癖を隠したい、治したいと思う女性は多いでしょう。
理由2:さらけだしてドン引きされた経験があるから
過去に勇気を出して男性に性癖をさらけだして、ドン引きされてその後ギクシャクしてしまった、というトラウマがあればなおさら言い出しにくいもの。
「何かして欲しいことがあれば言ってみて」なんて言うくせにいざ言ってみたら「なにそれ、変態!?ついていけないよ」などと抜かす対応力の低い男性は数多くいますから。
理由3:他の人に言いふらされるのが怖い
性癖を打ち明けて、パートナーが受け入れてくれたのは良かったとしても、そのパートナーが人の性癖をネタみたいに「うちの彼女こんなことするんだぜ」なんて言われてしまったら恥ずかしくてたまりませんよね。
人の口には戸は建てられないと言いますし、絶対秘密にしてと言っても、酔った拍子に誰かに漏らさないとも限りません。また、そのパートナーと別れたあと、リベンジポルノみたいに周りの人に言いふらされることもあるかもしれません。そう思うだけで怖いですよね。
理由4:彼氏とのエッチは特別だから
彼氏とのエッチは特別で、性欲の解消目的ではなく、愛情を確かめ合うためのもの。だから彼氏とのエッチはノーマルでいい!そう思って性癖を言わない女性もいます。
確かに、セフレとはセックス目的、性欲を解放するのが目的なので、パートナーとはできない過激なプレイをするというのは男女ともによくあることなのではないでしょうか?
大切に思い、心から愛している相手とは性癖など関係なく、心が満たされるエッチがしたいと思うのはとても自然なことですね。
男性も変な性癖を持っている
ここまで女性の性癖についてお話してきましたが、もちろん男性にもおかしい性癖を持つ人は沢山います。
例えば「パイパンの女性が好き」「無理やり、レイプみたいなプレイが好き」「寝取られることを想像して興奮する」「お尻の穴を見たり舐めたりするのが好き」「お尻を叩かれたい」など、変わった性癖、おかしい性癖は数限りなくあります。そんな性癖を男性の方から打ち明けてくれれば、女性の方もさらけ出しやすいのではないでしょうか。
まずは「何かしたいことある?」なんて聞いてみて、性癖を言い出しやすい雰囲気を作ってみても良いですね。
一緒に楽しめることから始めてみよう
男女ともに性癖を打ち明け合えたとしても、お互いが自分の性癖だけを押しつけるようでは両方満足できません。お互い譲り合いながらも、一緒に楽しめるようになるのがベストです。
彼氏を徐々に自分の色に染めながら、自分も彼氏の色に染まる。二人で新しい世界を見ることで、より愛も快感も深まるかも。
監修者「齋藤緑子」のまとめ
性癖が異常だからといって、決して悩むことはありません。口には出さないだけで、誰にでもやばい性癖はあるんです。勇気を出して打ち明けてみれば、相手にとってそれが案外普通のことだったりすることも。それはあなたが言い出さなければ、決して分かり合えないことです。また、ドノーマルだと思い込んでいたパートナーにも実は隠れたやばい性癖があるかもしれません。お互いの性癖を打ち明け合えるようになってからが、本当の愛の始まりとも言えます。心の底から愛し合っている二人であれば、お互いの望むことを少しでも叶えてあげたいと思うようになりますし、相手が楽しんでいる姿を見て満足することもあります。治したいと悩むだけでなく、まずは自分の性癖を打ち明けて、徐々にでもパートナーと一緒に楽しめるようになれば最高ですね。